直接経験(読み)ちょくせつけいけん

精選版 日本国語大辞典 「直接経験」の意味・読み・例文・類語

ちょくせつ‐けいけん【直接経験】

〘名〙 (unmittelbare Erfahrung の訳語)
書物他人の話によるものではなく、自らが直接仕事をしたり、参加したりすることによって得る経験
※善の研究(1911)〈西田幾多郎〉一「それで純粋経験は直接経験と同一である」
人間が主観的にとらえたとおりの経験。ドイツの哲学者ブントは、これを心理学対象とし、間接経験である自然科学の対象と対立させた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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