皺苦茶(読み)シワクチャ

デジタル大辞泉 「皺苦茶」の意味・読み・例文・類語

しわ‐くちゃ【×皺苦茶】

[名・形動]ひどくしわが寄っていること。一面しわだらけになっていること。また、そのさま。しわくた。「皺苦茶ハンカチ」「顔を皺苦茶にして泣く」
[補説]「苦茶」は当て字

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皺苦茶」の意味・読み・例文・類語

しわ‐くちゃ【皺苦茶】

〘名〙 (形動) (「苦茶」はあて字)
① ひどくしわがよっていること。しわができて、縮れていること。また、そのさま。しわくた。しわくしゃ。
※雑俳・俳諧觿‐二九(1828)「左り孕みに暦しはくちゃ
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五「清は皺苦茶だらけの婆さんだが」
② もめごと。いさかい。
洒落本・北廓鶏卵方(1794)二「雪枝(せっし)さん、あんたはこねへだの京町のしわくちゃをお聞きなせへやしたかへ」

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