皮鯨(読み)カワクジラ

デジタル大辞泉 「皮鯨」の意味・読み・例文・類語

かわ‐くじら〔かはくぢら〕【皮鯨】

鯨の黒い表皮およびその下の白い脂肪層のこと。炒めたり煮たりして賞味

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皮鯨」の意味・読み・例文・類語

かわ‐くじら かはくぢら【皮鯨】

〘名〙 鯨の皮下の脂肪の部分塩漬け、からしみそ、酢みそなどで食べる。《季・夏》
浮世草子日本永代蔵(1688)二「皮鯨(カハクシラ)吸物

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世界大百科事典(旧版)内の皮鯨の言及

【クジラ(鯨)】より

…(2)脂皮類 本来採油原料として用いられるが,ヒゲクジラでは近年鯨油価が低下し,もっぱら原形で食用とされる場合が多い。マッコウクジラの脂皮の一部は〈コロ(皮鯨)〉と呼ばれるものに加工され,関西方面のおでん材料には不可欠なものとなっている。(3)内臓類 〈百尋〉と呼ばれる小腸をはじめとし,ほとんどの内臓類が食用となるが,これらはおもに九州地方で消費される場合がほとんどである。…

※「皮鯨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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