白酒殿(読み)しろきでん

精選版 日本国語大辞典 「白酒殿」の意味・読み・例文・類語

しろき‐でん【白酒殿】

〘名〙 大嘗祭の時に供える白酒(しろき)を醸造する殿舎。しろきや。
儀式(872)二「稲実殿西横三間黒酒殿一宇、其西横三間白酒殿一宇」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の白酒殿の言及

【白酒・黒酒】より

…黒酒は,この白酒にさらに久佐木(くさき)の灰を加えてつくったもの。大嘗祭においては,斎場院の中に設けられた白酒殿(白木をもって構える),黒酒殿(黒木をもって構える)でそれぞれ作られる。《延喜式》の定めによれば造酒司によって,それぞれ1斗7升8合5勺ずつ醸造された。…

※「白酒殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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