白浜[町](読み)しらはま

百科事典マイペディア 「白浜[町]」の意味・わかりやすい解説

白浜[町]【しらはま】

千葉県房総半島南端にある安房(あわ)郡の旧町。全町ほとんど丘陵地海女(あま)によるアワビサザエイセエビ漁獲が多い。米,花,野菜の栽培を行う。野島崎があり,海岸南房総国定公園の一中心。2006年3月,安房郡富浦町,富山町,千倉町,丸山町,和田町,三芳村と合併し市制南房総市となる。17.07km2。6016人(2003)。

白浜[町]【しらはま】

和歌山県南部,西牟婁(にしむろ)郡の町。中心市街は田辺湾の南岸にあり,古くは牟婁ノ湯といわれた温泉場で,紀勢西線(現在の紀勢本線)開通後,南紀の大温泉町として急激に発展。白浜温泉湯崎,白良浜(しらはま)などの総称で,純食塩泉。40〜88℃。千畳敷,三段壁,円月島化石漣痕(れんこん)(天然記然物)などの奇勝,オオウナギ生息地(天然記然物),椿温泉がある。南紀白浜空港があり,紀勢自動車道が通じる。周辺で製材,野菜栽培,ハマチ養殖も盛ん。2006年3月西牟婁郡日置川町を編入。200.96km2。2万2696人(2010)。

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