白河[市](読み)しらかわ

百科事典マイペディア 「白河[市]」の意味・わかりやすい解説

白河[市]【しらかわ】

福島県南部の市。1949年市制。中心市街は阿武隈川上流南岸の段丘上にあり,古代の奥羽三関の一つ白河関の所在地として,また近世松平氏城下町として発達藩主奨励で興った馬市で栄えた。東北本線東北新幹線,東北自動車道が通じる。電気機器,金属工業が盛んであるが,高速交通網が整備されて,これに適した企業誘致が進められている。白河関の跡,南湖公園(史跡・名勝)がある。2005年11月西白河郡表郷村,東村大信村編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。305.32km2。6万4704人(2010)。
→関連項目白河関館林藩棚倉藩

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報