発頭(読み)ホットウ

デジタル大辞泉 「発頭」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐とう【発頭】

[名](スル)
先に立って物事を企てること。
西光陰謀を―した為めであるかのような」〈菊池寛俊寛
発頭人」の略。

はつ‐がしら【発頭】

漢字かしら(冠)の一。「発」「登」などの「癶」の称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「発頭」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐とう【発頭】

〘名〙
① (━する) 事を起こす、企て起こすこと。
※俊寛(1921)〈菊池寛〉「西光が陰謀を発頭した為めであるかのやうな事を云ふ」
能楽で、地謡(じうたい)音頭をとる人。地頭(じがしら)
※禅鳳雑談(1513頃)上「くせまいうたい出候時は、其うたい、ほっとう一人にうたわせ申候てよく候」

はつ‐がしら【発頭】

〘名〙 漢字の頭(かしら)一つ。「発」「癸」「登」などの「癶」の部分をいう。字典では「癶」部に属する。

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