痴鈍・癡鈍(読み)ちどん

精選版 日本国語大辞典 「痴鈍・癡鈍」の意味・読み・例文・類語

ち‐どん【痴鈍・癡鈍】

〘名〙 (形動) おろかでにぶいこと。頭脳のはたらきが悪いこと。また、そのさま。
私聚百因縁集(1257)二「我れ癡鈍にして身命を愛著し」
明暗(1916)〈夏目漱石〉一五八「いかに痴鈍(チドン)な僕と雖も」 〔顔氏家訓‐音辞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android