身命(読み)しんみょう

精選版 日本国語大辞典 「身命」の意味・読み・例文・類語

しん‐みょう ‥ミャウ【身命】

〘名〙 (「みょう」は「命」の呉音) =しんめい(身命)
往生要集(984‐985)大文九「発護法心、不身命、於一切法誹謗
曾我物語(南北朝頃)二「一千余騎、三浦へおしよせ、しんみゃうをすててたたかひけるが」

しん‐めい【身命】

〘名〙 からだといのち身体または生命。しんみょう。
御伽草子弁慶物語(室町時代物語大成所収)(室町末)下「いざ身命(シンメイ)師匠に奉り、三世の恩を報ぜん」
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部「江戸幕府のために身命をなげうたうといふものが」 〔漢書‐鄭崇伝

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デジタル大辞泉 「身命」の意味・読み・例文・類語

しん‐めい【身命】

身体と生命。自身のいのち。しんみょう。「身命を惜しまず看病にあたる」
[類語]生命人命一命露命命脈せい・しょう息の根息の玉の緒

しん‐みょう〔‐ミヤウ〕【身命】

しんめい(身命)

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普及版 字通 「身命」の読み・字形・画数・意味

【身命】しんめい

いのち。〔漢書、崇伝〕崇、諫めて曰く、~天、赤晝昏を爲し、日中り。~此れ皆犯陰のなり。臣願はくは、身命を以て國咎(こくきう)(国のとが)に當らんと。

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