痛も・甚も(読み)いたも

精選版 日本国語大辞典 「痛も・甚も」の意味・読み・例文・類語

いた‐も【痛も・甚も】

〘副〙 (形容詞いたい」の語幹「いた」に助詞「も」の付いたもの) 程度のはなはだしいさまを表わす語。とても。非常に。
万葉(8C後)三・四五六「君に恋ひ痛毛(いたモ)すべ無み葦鶴(あしたづ)のねのみし泣かゆ朝夕(よひ)にして」
[補注]上代、特に「万葉」に集中し、かつ「いたもすべなし」という表現にあらわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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