畏み・恐み(読み)かしこみ

精選版 日本国語大辞典 「畏み・恐み」の意味・読み・例文・類語

かしこ‐み【畏み・恐み】

(形容詞「かしこい」の語幹に「み」の付いたもの。→) 恐ろしさに。おそれ多いので。
古事記(712)下・歌謡「やすみしし 我が大君の 遊ばしし 猪の 病猪の うたき加斯古美(カシコミ) 我が逃げ登りし 在峰(ありを)の 榛の木の枝」
万葉(8C後)三・三二一「ふじの嶺を高み恐見(かしこみ)天雲もい行きはばかりたなびくものを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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