町場・丁場・帳場(読み)ちょうば

精選版 日本国語大辞典 「町場・丁場・帳場」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ば チャウ‥【町場・丁場・帳場】

〘名〙
① 夫役に当てられ運送・道普請などをすべき受持の区域。また、一般に仕事場の受持区域や得意先。持ち場。
当代記(1615頃か)九「此廾日比、江戸普請、一の丁場、各大方出来、二の丁場、近日可根石之支度也」
宿場と宿場との距離。また、ある区間の距離。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五「これから二里半の長(なが)丁場ぢゃ」
馬子(まご)駕籠舁(かごかき)人力車夫などのたまり場。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二「丁場(テウバ)背戸につないでおいたら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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