田尻栃谷村(読み)たじりとちたにむら

日本歴史地名大系 「田尻栃谷村」の解説

田尻栃谷村
たじりとちたにむら

[現在地名]清水町田尻栃谷・グリーンハイツ

杉谷すぎたに村の東、日野川と志津しづ川との間に広がる三方みかた丘陵ほぼ中央部南麓の、西に田尻、東に栃谷の集落がある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では三戸部みとべ郷に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方二六五石余・畠方二六石余。貞享三年(一六八六)福井藩領から幕府領となり、元禄一〇年(一六九七)葛野藩領、その後再び幕府領、明和元年(一七六四)三河国西尾藩領となり、天保郷帳の段階ではみたび幕府領となっている。安永三年(一七七四)の午歳宗旨人別御改帳(鰐淵家文書)によると、人数二一〇(僧一・道心一・男九七・女一一一)、家数四八(寺一・道場一・本百姓三〇・水呑一一)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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