田小野村(読み)たおのむら

日本歴史地名大系 「田小野村」の解説

田小野村
たおのむら

[現在地名]矢部町田小野

東は下名連石しもなれいし村、西は金内かねうち村に接し、北は黒岩くろいわ(一〇四〇・七メートル)を越えて阿蘇郡宮山みややま(現西原村)となる。御船みふね川が流れ、上鶴かみつる川をはじめ山間を流れる支流を合せる。正平九年(一三五四)八月一三日の肥後矢部郷村注文(阿蘇家文書)に「たおの」とあり、貫高は二七貫七〇〇文。慶長国絵図に村名がみえる。矢部手永に属したが正徳四年(一七一四)から一時期中島手永に移り、のち旧に復した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android