田久松ヶ浦遺跡(読み)たくまつがうらいせき

日本歴史地名大系 「田久松ヶ浦遺跡」の解説

田久松ヶ浦遺跡
たくまつがうらいせき

[現在地名]宗像市田久

宗像盆地に南から延びる標高一〇―三〇メートルの丘陵稜線および東斜面にある縄文時代―古代複合遺跡。平成一〇年(一九九八)に調査が行われた。弥生時代前期墳墓は土壙墓三・石槨墓二・木棺墓九・甕棺墓一が列状に分布する。SK二〇六は二段掘りの土坑に木棺を据え、側石を積上げたのち蓋石を架ける石槨墓で、先端部を直線的に鋭く研いだ有柄式磨製石剣一、有茎式磨製石鏃一、棺外から小壺一が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android