生駒等寿(読み)いこま とうじゅ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生駒等寿」の解説

生駒等寿 いこま-とうじゅ

1626-1702 江戸時代前期の画家
寛永3年生まれ。長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩主毛利綱広につかえ,のち京都にでて活躍。みずから雪舟派を名のった。作品に京都醍醐(だいご)寺「醍醐花見幕図」。元禄(げんろく)15年5月8日死去。77歳。長門出身。名は勝政。別号眠翁

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朝日日本歴史人物事典 「生駒等寿」の解説

生駒等寿

没年:元禄15.5.8(1702.6.3)
生年:寛永3(1626)
江戸前期の画家。名は勝政。眠翁とも号す。はじめ萩藩主毛利綱広に仕えたが,鷹司房輔に嫁した綱広の姉に侍して上洛,36年間同家で制作した。雪舟流を学んだらしく,醍醐寺蔵の「花見幔幕図屏風」などには「雪舟末葉生駒等寿筆」の落款を入れている。

(川本桂子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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