生間・活間(読み)いけま

精選版 日本国語大辞典 「生間・活間」の意味・読み・例文・類語

いけ‐ま【生間・活間】

〘名〙 (「いけ」は生かす意の「いける」から)
漁船の中央部に設けて、通水孔により、海水を通じて生魚生餌を生かしておく所。
幻談(1938)〈幸田露伴〉「船頭は魚を掬って、鉤(はり)を外(はづ)して、舟の丁度真中の処に活間(イケマ)がありますから魚を其処へ入れる」
天然の小入江、または岩礁などを掘り下げて仕切り、生魚、生餌などを生かしておく所。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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