生石子神社(読み)おいしごじんじや

日本歴史地名大系 「生石子神社」の解説

生石子神社
おいしごじんじや

[現在地名]安芸区瀬野川町下瀬野 中田

八世以やせい山西側を流れる伏附ふいつく川の河谷の入口に鎮座。祭神大己貴神・少彦名神。「三代実録」貞観九年(八六七)一〇月一三日条に安芸国の「生石神」に従五位上を授けたとあり、「芸藩通志」は当社にあてるが、鎌倉期の「安芸国神名帳」では豊田郡に「生石明神」の名がみえる。当社のすぐ西北中倉なかくら山には康元元年(一二五六)創建と伝える中倉神社が鎮座し、近世には中倉神社神主高橋氏が生石子神社の神主を兼ね、明治四年(一八七一)当社は中倉神社の摂社となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android