下瀬野村(読み)しもせのむら

日本歴史地名大系 「下瀬野村」の解説

下瀬野村
しもせのむら

[現在地名]安芸区瀬野川せのがわ町下瀬野

上瀬野村の西南瀬野川中流に位置し、北はやま峠を境に賀茂郡奥屋おくや(現東広島市)に接する。榎ノ山峠に至る谷を流れる榎ノ山川と、八世以やせい山西側を流れる伏附ふいつく川がそれぞれ南流して瀬野川に注ぎ、合流点一帯に比較的広い平地を形成する。もと上瀬野村の地と併せて世能せの村と称されたが、承久三年(一二二一)一〇月八日付清原宣景申状(清原家文書)世能荒山せのあらやま庄のうち下世能しもせの村がみえ、この頃までには上下に分れていたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android