なまっ‐ちら・ける【生白】
〘自カ下一〙 (「なまっ
じらける」とも) 「なましらける(生白)」の変化した語。
※
歌舞伎・
与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)三幕「生っじらけたしゃっ面だが、ずたずたに疵だらけ」
なま‐じろ・い【生白】
〘形口〙 なまじろ・し 〘形ク〙 (「なましろい」とも。「なま」は
接頭語)
① なんとなく白みを帯びている。少し
白い。〔羅葡日辞書(1595)〕
② いやに白い。なまっちろい。
なま‐しら・ける【生白】
〘自カ下一〙 なましら・く 〘自カ下二〙 (「なまじらける」とも。「なま」は接頭語) いやに白みを帯びる。なまっちらける。
※浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)二「
日頃から女たらしで、生
(ナマ)じらけたしゃっ面」
き‐じろ【生白】
〘名〙 (「生」は、精練しないの意)
綿織物の
一つ。経
(たていと)、緯
(よこいと)ともに、綿単糸を用いて平織りにしたままで、精練してないもの。そのまま、シャツ地などに用いられ、さらして手ぬぐい地や
裏地などに用いられる。
なまっ‐ちろ・い【生白】
※歌舞伎・
男伊達初買曾我(1753)三「生白
(ナマッチロイ)しゃっ面でも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報