生江息嶋(読み)いくえの おきしま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生江息嶋」の解説

生江息嶋 いくえの-おきしま

?-? 奈良時代豪族
越前(えちぜん)(福井県)足羽(あすわ)郡の目代(もくだい)(代官)。天平宝字(てんぴょうほうじ)3年(759)ごろから道守床足(ちもりの-とこたり)とともに同郡の東大寺領荘園の経営にたずさわる。天平神護3年(767)寺領(墾田)の買い入れに関与し,生江東人(あずまひと)らと荘の管理にあたった。

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朝日日本歴史人物事典 「生江息嶋」の解説

生江息嶋

生年生没年不詳
奈良時代,越前国足羽郡(福井県)の人。郡内有力氏族の一員で,天平宝字2(758)年ごろから東大寺領荘園の経営にかかわり,天平神護2(766)年には同郡道守荘・鴫野村の灌漑水路の開設に東大寺使のひとりとして参画。また同3年には足羽郡目代として寺田の買い入れにもかかわった。

(原秀三郎)

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