瓜ヶ谷やぐら群(読み)うりがやつやぐらぐん

日本歴史地名大系 「瓜ヶ谷やぐら群」の解説

瓜ヶ谷やぐら群
うりがやつやぐらぐん

[現在地名]鎌倉市山ノ内

北鎌倉駅前から西南に深く入込んだ瓜ヶ谷の最奥葛原岡くずはらがおか神社北側の大掘割の北岸に南面して開口する五穴からなるやぐら群。このうち三穴のやぐら壁面に彫刻が残されていることでよく知られている。

西端に位置する群中最大のやぐらは、地蔵やぐらとよばれ壁面に刻まれた彫刻の種類も多い。やぐらの本尊は玄室中央部に凝灰岩を掘残して造られた舟形光背をもつ丸彫の地蔵菩薩坐像。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android