王子ヶ岳(読み)おうじがだけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「王子ヶ岳」の意味・わかりやすい解説

王子ヶ岳
おうじがだけ

岡山県南部、児島(こじま)半島南岸にある山。瀬戸内海国立公園の一部で、倉敷市玉野市境界にある。標高234メートルの新割(しんわり)山を中心とし、山地は花崗(かこう)岩が風化して岩塊が露出したバッドランド(悪地)地形を示す。南は瀬戸内海、北は吉備(きび)高原を展望できる景勝の地。

[由比浜省吾]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王子ヶ岳」の意味・わかりやすい解説

王子ヶ岳
おうじがだけ

岡山県南部,児島半島南岸にある山。標高 231m。全山花崗石から成り,浸食によって奇岩怪石が重なり合っている。山頂備讃瀬戸を眺望できる絶好展望台山麓にある玉野市渋川の海水浴場などとともに瀬戸内海国立公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の王子ヶ岳の言及

【玉野[市]】より

…渋川は県下一の海水浴場で,玉野海洋博物館もある。倉敷市との境の王子ヶ岳(231m)は瀬戸内海の絶好の展望台である。しかし高度経済成長が終わり造船が不況になるとともに,瀬戸大橋の開通(1988年4月)によって四国への連絡船基地としての機能が衰え,造船に依存していた玉野市の経済は深刻な状態に陥り,市は宇野港以西で第三セクターによる観光客誘致事業を数々手がけたが,多くは不成功であった。…

※「王子ヶ岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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