玉里村(読み)たまりむら

日本歴史地名大系 「玉里村」の解説

玉里村
たまりむら

面積:一八・八八平方キロ

郡の東端に位置し、村の東から北は園部そのべ川を隔てて東茨城郡小川町、西は石岡市に接し、南は霞ヶ浦に面する。村名は「常陸国風土記」にある「田余」にちなむ。村の大部分は、石岡台地東端の舌状台地玉里台地上にあるが、園部川河口に霞ヶ浦に面した肥沃な水田地帯をもっている。農業は米・果樹が主体であり、土地改良事業・霞ヶ浦の干拓・農村基盤総合整備パイロット事業などをいち早く取入れ、酪農・養豚・養鶏果樹園芸、ビニールハウスの集団栽培などの面で新しい日本農業経営のモデルとなっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報