玉纏・玉巻(読み)たままく

精選版 日本国語大辞典 「玉纏・玉巻」の意味・読み・例文・類語

たま‐ま・く【玉纏・玉巻】

〘自カ四〙
① 玉をまきつけて美しく飾る。玉をまいて大切にする。
万葉(8C後)一〇・二二四五「太刀のしり玉纏(たままく)田井にいつまでか妹をあひ見ず家恋ひをらむ」
② 葛(くず)などの若葉葉先が玉のような形に美しく巻く。
千載(1187)夏・一四五「焼き捨てしふる野のを野のま葛原たままく計なりにけるかな〈藤原定通〉」

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