精選版 日本国語大辞典 「玉突・撞球」の意味・読み・例文・類語
たま‐つき【玉突・撞球】
〘名〙
① ラシャ張りの長方形の台上に数個の球を置き、玉突棒(キュー)で突いて他の球に当ててポケットにおとし得点し、勝負を競う遊戯。わが国では嘉永・安政年間(一八四八‐六〇)にオランダ人により長崎の出島に持ち込まれたのが最初とされる。どうきゅう。ビリヤード。玉突遊び。
※随筆・瓊浦雑綴(1805)中「台の上にて玉をつく戯〈玉突の戯を『マリエットスベール』と云ふ〉れを見る」
② (玉突の球がつぎつぎ他球に当たるところから) 追突された車両が前へおし出され、そのまた前の車両に追突する状態をいう。「玉突き衝突」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報