玉峰寺(読み)ぎょくほうじ

世界の観光地名がわかる事典 「玉峰寺」の解説

ぎょくほうじ【玉峰寺】

中国の雲南省西北部、麗江(リージャン)市の北15km、玉龍雪山(玉峰)の麓にあるラマ教寺院で、麗江の五大ラマ廟(びょう)の一つ。創建清朝の康煕(こうき)年間の1661年。漢族、ペー族、チベット族様式をあわせ持った伽藍(がらん)を持つ、比較的規模の小さな寺院である。また、この寺院は、境内に椿、銀杏などの古木があることでも知られている。とりわけ、「万朶花茶」と呼ばれる椿の枯木は有名で、「環球第一樹(世界で一番の木)」、あるいは「雲嶺第一枝」(雲南の山々で一番の枝)とも形容されている。毎年2~3月には、2~3万本の椿の花で彩られる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android