獅子王(読み)シシオウ

デジタル大辞泉 「獅子王」の意味・読み・例文・類語

しし‐おう〔‐ワウ〕【×獅子王】

百獣の王である獅子をたたえていう語。また、獅子のように勇ましい王・勇者
名剣の名。鳥羽天皇から二条天皇に伝えられ、さらにぬえ退治の功を賞して源頼政に賜ったもの。豊後ぶんご定秀または高平の作と伝えられる。

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精選版 日本国語大辞典 「獅子王」の意味・読み・例文・類語

しし‐おう ‥ワウ【獅子王】

[1] 〘名〙 獅子をほめたたえていう語。
※康頼宝物集(1179頃)上「大象の地にたける、いまだ師子王の恐を不免」
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)千里が竹「母を囲ふて立ったるは、西天のしし王も恐れつべうぞ見えてけり」
[2] 昔の名剣の一つで、鳥羽天皇から二条天皇に伝えられ、さらに鵺(ぬえ)退治の功によって源三位頼政に賜わったもの。豊後定秀または高平の作と伝える。
平家(13C前)四「主上御感のあまりに、師子王といふ御剣をくだされけり」

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デジタル大辞泉プラス 「獅子王」の解説

獅子王〔雑誌〕

日本のSF・ファンタジー専門の月刊文芸誌。朝日ソノラマが1985年に創刊。創刊当初は季刊。1992年5月号をもって休刊

獅子王〔ウィリアム1世〕

《William the Lion》スコットランド王、ウィリアム1世(在位1165~1214)の異名

獅子王〔ルイ8世〕

《Louis le Lion》フランス国王、ルイ8世(在位1223~26年)の異名。

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