精選版 日本国語大辞典 「猿屋」の意味・読み・例文・類語 さる‐や【猿屋】 〘名〙① 猿を看板としたり、屋号にしたりしている店。※浮世草子・新吉原常々草(1689)下「風流の折は大門口に猿屋(サルヤ)とて菓子やうの物をいろいろの花づくし、かかる座に出す事に拵へ置ぬ」② 特に、猿を看板にした楊枝(ようじ)屋のこと。〔雍州府志(1684)〕 えて‐や【猿屋】 =さるや(猿屋)※大川端(1911‐12)〈小山内薫〉二三「あの時、帰りに猿屋(エテヤ)であなたに挨拶した若い芸者があったでせう」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報