狭田村(読み)さたむら

日本歴史地名大系 「狭田村」の解説

狭田村
さたむら

[現在地名]名張市蔵持くらもち芝出しばで

近世を通じて明治二二年(一八八九)の町村制施行まで、現芝出の狭田村と現原出はらでさとの蔵持村を一般に蔵持村とよんだ。養和元年(一一八一)八月日の伊賀国黒田庄出作田数四至注文(村井敬義氏本東大寺文書)に、矢河やがわ(川)条・中村なかむら条・夏見なつみ条・簗瀬やなせ条とともに「佐久田条十三町五段六十歩出作已」とあり、名張川や宇陀うだ川の東部地域にある黒田くろだ庄出作新庄五ヵ村の一とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android