狩倉・狩座・狩競(読み)かりくら

精選版 日本国語大辞典 「狩倉・狩座・狩競」の意味・読み・例文・類語

かり‐くら【狩倉・狩座・狩競】

〘名〙
① (「倉」「座」は場所の意) 狩猟をする場所。狩場猟場
散木奇歌集(1128頃)雑「駒なめて狩する人は狩鞍の虎伏す野べぞゆかしかりける」
② (狩競) 狩で獲物を競うこと。狩くらべ。
曾我物語(南北朝頃)一「かりくらすでに過ぎければ、おのおの空しく帰らんとす」
③ 狩猟。また、特に鹿狩をさしていう。
※新撰六帖(1244頃)三「ししやとてこらがつどひの山祭今日のかりくらむなしからんや〈藤原信実〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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