精選版 日本国語大辞典 「犬麦」の意味・読み・例文・類語
いぬ‐むぎ【犬麦】
〘名〙
① イネ科の一年草。南アメリカ原産で明治初年に渡来し、各地の路傍に雑草として生える帰化植物。茎は三~四本簇生し、高さ五〇~一二〇センチメートル。葉は長さ二〇~三〇センチメートルの広線形。六~七月頃、密集する一〇個内外の花からなる、長さ約二・五センチメートルの緑色の小穂を円錐花序に付ける。
※雑俳・雪の笠(1704)「犬麦も君が爪根に乗るじしゃく」
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