特例承認(読み)トクレイショウニン

デジタル大辞泉 「特例承認」の意味・読み・例文・類語

とくれい‐しょうにん【特例承認】

省庁等の公的機関が、関係法の規定に基づいて、通常要件を緩和して特例的に承認を行うこと。
[補説]疾病蔓延など健康被害の拡大防止のため緊急の対応が必要で、他に適当な方法がない場合、厚生労働大臣は、薬機法第14条の三(特例承認)の規定により、日本と同等水準の承認制度をもつ国で販売等が認められた医薬品・医療機器を通常より簡略な手続きで承認できる。平成22年(2010)1月、同規定が初めて適用され、新型インフルエンザの輸入ワクチンが特例承認を受けた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「特例承認」の意味・わかりやすい解説

特例承認
とくれいしょうにん

医薬品医療機器等法第14条の3第1項の規定に基づいて、その緊急性などにかんがみ、通常の要件を緩和して特例的に医薬品の製造販売を承認する制度。

[編集部 2021年3月22日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android