物隔てがまし(読み)ものへだてがまし

精選版 日本国語大辞典 「物隔てがまし」の意味・読み・例文・類語

ものへだて‐がまし【物隔がまし】

〘形シク〙 (「がまし」は接尾語) 何かものを間において距離を作っているようなさまである。うちとけないさまである。
源氏(1001‐14頃)常夏うつつの人にも、あまり気遠く、ものへだてがましきなど、気高きやうとても、人にくく、心うつくしくはあらぬわざなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android