物誇(読み)ものほこりか

精選版 日本国語大辞典 「物誇」の意味・読み・例文・類語

もの‐ほこりか【物誇】

〘形動〙 (「もの」は接頭語) 何となく誇らしいさま。どことなく自慢らしいさま。ものほこりらか。
源氏(1001‐14頃)宿木「物々しくあざやぎて、心ばへも、たをやかなる方はなく、ものほこりかになどやあらむ」

もの‐ほこりらか【物誇】

蜻蛉(974頃)中「いと人笑はへになりはて給らんなど、物ほこりらかにいひののしるほどに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android