物代(読み)ものしろ

精選版 日本国語大辞典 「物代」の意味・読み・例文・類語

もの‐しろ【物代】

〘名〙
① 物のもととなる材料物実(ものざね)物種(ものだね)
書紀(720)崇神一〇年九月「是れ倭国の物実と祈み曰ひて乃ち反ると。〈物実、此をば望能志呂(モノシロ)と云ふ〉」
② 「しろもの」を逆にいった語。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「如意とかいふ物代(モノシロ)を襟へ挟むといふのだから」

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