牧(新潟県)(読み)まき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「牧(新潟県)」の意味・わかりやすい解説

牧(新潟県)
まき

新潟県南西部、東頸城郡(ひがしくびきぐん)にあった旧村名(牧村(むら))。現在は上越(じょうえつ)市の南部を占める一地区。2005年(平成17)、安塚(やすづか)町、柿崎(かきざき)町、大潟(おおがた)町、吉川(よしかわ)町、板倉(いたくら)町、名立(なだち)町、浦川原(うらがわら)村、大島(おおしま)村、頸城(くびき)村、中郷(なかごう)村、清里(きよさと)村、三和(さんわ)村とともに上越市に編入。旧村域は、高田平野の飯田(いいだ)川上流に位置する。信越県境の豪雪山村で、明治末期までは牧油田で知られたが、現在は廃鉱になっている。地すべりの常襲地帯で過疎化に悩まされている。高田からバスの便があり、国道405号線が通じる。国史跡の宮口古墳群からアスファルト塗の土玉などが出土している。鷹羽(たかば)温泉や憩(いこ)いの森を中心とする牧ふるさと村が名所になっている。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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