版木・板木(読み)はんぎ

精選版 日本国語大辞典 「版木・板木」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぎ【版木・板木】

〘名〙 木版用の刷り板。印刷するために、文字図画などを彫った板。また、それで刷った本。書物。日本では、おもに山桜黄楊(つげ)・朴(ほお)などの板を用い、中国では、古くは梓(あずさ)、後には梨・棗(なつめ)などの板を用いた。形木(かたぎ)彫板(えりいた)はん版行(はんこう)。印板。
※東寺百合文書‐ち・宝徳元年(1449)八月五日・二十一口方評定引付「西院・板木於一処納・為寺院可摺写」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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