片野古墳群(読み)かたのこふんぐん

日本歴史地名大系 「片野古墳群」の解説

片野古墳群
かたのこふんぐん

[現在地名]佐原市片野

大須賀おおすか川右岸の台地上にある古墳群。北から茶臼塚ちやうすつか新林にいばやし前野辺田まえのへたの三支群に分れる。昭和四六年(一九七一)南側二支群内の古墳一一基の調査が行われた。四号墳は墳丘長二四メートルの前方後円墳で、括れ部の箱形石棺から管玉・小玉出土。一〇号墳は墳丘長二五メートルの前方後円墳で、後円部頂の箱形石棺から直刀・刀子・鉄鏃が出土。一一号墳は墳丘長三二メートルの前方後円墳で、円筒形象埴輪(人物・馬)を有し、後円部頂の木棺から直刀・刀子・鉄鏃が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android