片谷地村(読み)かたやちむら

日本歴史地名大系 「片谷地村」の解説

片谷地村
かたやちむら

[現在地名]山形市片谷地・蔵王成沢ざおうなりさわ蔵王西成沢ざおうにしなりさわ三つ江みつえ西前明石にしまえあかし

谷柏やがしわ村の南、松原まつばら村の北に位置し、川西岸平地に立地。おもな集落は自然堤防上にある。西方はな川にかけて条里遺構がある。松原村の横手道に続く古道沿いの下松原村と称する集落が、羽州街道が整備された際に現在地に移転したと伝える。

最上氏改易後は山形藩領、延享元年(一七四四)幕府領、同四年山形藩領、文政六年(一八二三)陸奥白河藩領、弘化二年(一八四五)山形藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android