片瀬町(読み)かたせちよう

日本歴史地名大系 「片瀬町」の解説

片瀬町
かたせちよう

[現在地名]岡山市京橋南町きようばしみなみちよう天瀬あませ

旭川端に外堀を挟んで南北に発達した町。川沿いの道を挟む両側町で、東は旭川、向いは花畑はなばたけ、南は道を隔て久山くやま町、西は久山町と外堀・天瀬米蔵、北も天瀬米蔵。寛永城下絵図には武家屋敷が記されるが町名はみえない。慶安城下絵図には「天瀬片原町」とあり、もとは天瀬の内であったと考えられる。延宝四年(一六七六)片瀬町と改称(「諸用留」国富文書)。貞享元年(一六八四)の岡山町中御検地畝高地子帳によれば町域は四反八畝余で、うち御免地船年寄吉兵衛屋敷二畝余を除き徳米一〇石五斗余、口米二斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android