熊谷達也(読み)クマガイタツヤ

デジタル大辞泉 「熊谷達也」の意味・読み・例文・類語

くまがい‐たつや【熊谷達也】

[1958~ ]小説家宮城の生まれ。北海道東北の厳しい風土や狩猟文化、民話題材をとった作品を執筆する。「邂逅かいこうの森」で直木賞受賞。他に「ウエンカムイの爪」「漂泊のきば」「マイ・ホームタウン」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊谷達也」の解説

熊谷達也 くまがい-たつや

1958- 平成時代の小説家。
昭和33年4月25日生まれ。中学校教諭,損保保険代理店主などをへて作家活動にはいる。平成9年デビュー作「ウエンカムイの爪」で小説すばる新人賞。12年「漂白の牙」で新田次郎文学賞。16年近代化の波に翻弄されるマタギをえがいた「邂逅(かいこう)の森」で山本周五郎賞,直木賞。宮城県出身。東京電機大卒。著作はほかに「懐郷」「氷結の森」など。

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