煽返(読み)あおりかえす

精選版 日本国語大辞典 「煽返」の意味・読み・例文・類語

あおり‐かえ・す あふりかへす【煽返】

〘他サ四〙 芝居で、煽返しを用いる。
歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)七幕「以前の道具より付いて上がりし土堤づら、あふり返し、闇ぼかしの霞へ、榎の枝をとりつけ」

あおり‐かえし あふりかへし【煽返】

〘名〙 舞台背景を、上下または左右二分できるように作り、これを折り返して、別の場面または変わった様相に転換させること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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