照付(読み)てりつける

精選版 日本国語大辞典 「照付」の意味・読み・例文・類語

てり‐つ・ける【照付】

〘自カ下一〙 てりつ・く 〘自カ下二〙 日光がはげしく照る。きびしく照らす。
※狂歌・玉吟抄(1608)「春の日にてりつけらるる花なれどいろくろからぬ菫草かな〈三卜〉」
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七「カウ炎天にてりつけられちゃア」

てら‐つ・く【照付】

〘自カ五(四)〙 脂ぎって光る。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一「フロックコートを着て、頭にコスメチックを蛍(テラ)つかせた幹事が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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