煙硝火・焔硝火（読み）えんしょうび

精選版 日本国語大辞典

えんしょう‐び エンセウ‥【煙硝火・焔硝火】

〘名〙 歌舞伎の小道具で、大砲、小銃をうつとき、また、幽霊の出るときなどに用いる煙硝の火。

※歌舞伎・彩入御伽草（おつま八郎兵衛）（1808）小平次内の場「煙硝火(エンセウビ)ぱっと立って、蚊帳の外へ小平次の亡霊現れ」

出典　精選版 日本国語大辞典