デジタル大辞泉
「然ななり」の意味・読み・例文・類語
さ‐な◦なり【▽然ななり】
[連語]《副詞「さ」+連語「ななり」》そのようだ。そうらしい。
「うち叩き給ふさま、―◦なり、と聞き給ひて」〈源・総角〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
さ【然】 な なり
(副詞「さ」に
断定の
助動詞「なり」の
連体形と伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「さなるなり」の変化した「さなんなり」の「ん」の無表記形) そうであるようだ。そのようであるらしい。そのように思われる。
※
蜻蛉(974頃)上「
夜長うしてねぶることなければ、さななりとみきく心ちは、なににかは似たる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報