無数河村(読み)むすごむら

日本歴史地名大系 「無数河村」の解説

無数河村
むすごむら

[現在地名]久々野町無数河

東は飛騨川、北は飛騨街道久々野村に通じ、西方くらい(一五二九・二メートル)ふな(一四七九・五メートル)から発する無数河川が中央を西流して飛騨川に注ぐ。両山の鞍部を通る位山くらいやま道は古来美濃から飛騨国府に向かう道とされ、また茂谷もだに道や京街道も通った。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳の久々野郷に無洲川むすご村とみえる(→山梨村。元禄七年(一六九四)検地帳によれば高二二九石余・二五町七反余、家数五四(久々野町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android