無常鳥(読み)むじょうちょう

精選版 日本国語大辞典 「無常鳥」の意味・読み・例文・類語

むじょう‐ちょう ムジャウテウ【無常鳥】

〘名〙 冥土にすむという鳥。ホトトギスだという。むじょうどり。
浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)一「十王経に曰、閻魔卒三魂を縛して関樹下に至る、二鳥棲でつかさどる、一を無常鳥(ムジャウテウ)、二を抜目鳥と名付く」

むじょう‐どり ムジャウ‥【無常鳥】

※俳諧・貝おほひ(1672)一〇番「鳴さはげにほんづつみの無常鳥〈政定〉」

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