無名円(読み)ムミョウエン

デジタル大辞泉 「無名円」の意味・読み・例文・類語

むみょう‐えん〔ムミヤウヱン〕【無名円】

江戸時代によく知られた打ち身切り傷の薬。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無名円」の意味・読み・例文・類語

むみょう‐えん ムミャウヱン【無名円】

〘名〙 江戸時代に有名だった打ち身、切り傷の薬。佐渡に産する鉄の赤錆から作られたもの。酒に溶いて塗布する。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「木薬屋かけて来たのはむみゃうゑん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android