赤錆(読み)アカサビ

デジタル大辞泉 「赤錆」の意味・読み・例文・類語

あか‐さび【赤×錆】

鉄などに生じる赤茶色のさび。また、その色。
[類語]黒錆緑青錆びる錆び付く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤錆」の意味・読み・例文・類語

あか‐さび【赤錆】

〘名〙
① 鉄などの金属表面に生じる赤茶色のさび。また、その色。
障子落書(1908)〈寺田寅彦〉「鉄骨ペンキも剥げて赤鏽が吹き」
近代寓話(1953)〈西脇順三郎〉フェト・シャンペエトル「赤さびの夕陽に打たれた 茄子の畑にのびる桑の木の枝」

あか‐さ・びる【赤錆】

〘自バ上一〙 鉄などの金属の表面に、赤茶色のさびが生じる。
温泉宿(1929‐30)〈川端康成〉秋深き「鉄瓶の手のやうな鐶がもう赤錆びてゐる」

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